相談の流れ(離婚事件)

離婚相談の流れ

離婚事件  あなたが弁護士に対して相談したい・依頼したいと思ったときの「相談の流れ」を説明します。
「離婚事件」の中身を先に知りたいときは,「離婚事件」のページをクリックしてください。

法律相談

 メール(初回無料),または,面談(30分5250円)により,行います。

 あなたの具体的な悩みを聴き取り,アドバイスをします。
 どのようにして解決すべきか,いろんな提案を致します。なぜ,そのような提案をするのか,説明をし,また,それぞれの解決策のメリット・デメリットを示します。
 どのように解決すべきか,あなたと話し合いながら,あなたが解決策を決められる手助けを致します。
 離婚手続などについてのご質問にもお答えします(このホームページの「離婚専門サイト」もご覧下さい。)。
 ただし,メールでは,あまり突っ込んだご相談はできませんので,ご了承下さい。

 法律相談をしたからといって,あなたが弁護士に事件として依頼する必要はありませんので,ご安心下さい。

見積もり

 あなたが,弁護士に事件として依頼したい場合,弁護士費用(着手金,成功報酬金,日当など)・実費(印紙代・切手代・交通費・コピー代・官公庁手数料など)などの費用がどれだけかかるのか,見積もりを出します。
 見積もりを出すために,色々な書類の御送付を御願いすることがあります。

 もちろん,あなたが見積もりを出したからといって,弁護士に事件として依頼する必要はなく,依頼しなければ,弁護士に支払うべきお金はありませんので,ご安心下さい。

御願いすること

最初にお願いすること

 事件としてお受けする場合,次の御願いをしております。
 これらは,すべての離婚事件で依頼者の方にお願いしているものです。よりよき解決のためですので,中には,つらい作業もあると思いますが,よろしくお願い申し上げます。
 もちろん,中には,どんなに努力しても無理なものがありますので,できるだけ,ということです。

ⅰ 相手との出遭いから結婚,現在に至るまでの時間順の経過(400字詰原稿用紙で10枚程度以上[35字×26行のワード書式で5枚程度以上]でまとめて頂ければと思います。これは,気持ちとしてとても辛いことがありますけれども,かならず,お願い致します。
 枚数制限はありません。
 ある程度以上を書いて頂きませんと,夫婦生活の実態が見えて来ませんので,よろしくお願い致します。
 お書きになる際は,いつ,どこで,誰が,誰に対して,何を,どうやって,したのか,明確にするようにお願いできればと思います。
 相手があなたを苦しめた経緯(不貞,暴力,その他)の経緯については,まことに申し訳ありませんが,出来るだけ詳しくお願い致します。

ⅱ 財産の内訳を表にまとめたもの

不動産 地番または住居表示
預貯金 銀行名・支店名・口座の種類(普通・当座・定期等の別)・名義人等をお知らせ下さい。通帳がある場合,結婚開始時から別居時までの全部のコピーをお願い致します。
株式等の有価証券 会社名・株式数・名義人・上場非上場の別等
保険 保険証券(別居時の解約返戻金額が分かれば,その証明書も。)
購入時の契約書等
退職金 別居時の退職金見込額が分かれば,その証明書。
なければ,相手の勤め先の会社の名前・本店所在地など
その他の一切の財産  
借金 借入先,原因,名義人,残債務額等
住宅ローンについては,返済のお知らせなどとの名称の,今後の返済予定表

  ⅲ ご夫婦の戸籍謄本(あるいは,本籍地をご教示下さい)

  ⅳ ご夫婦の住民票

  ⅴ 相手の源泉徴収票・確定申告書など

  ⅵ 興信所の収集した資料・報告書がもしあればすべて
    (コピーをお取り頂き,原本をお預かりさせて下さい。)

  ⅶ 相手方の不貞・暴力などを証明するその他の資料一切

  ⅷ 不貞の相手の氏名・現住所その他の情報一切
    (たとえば,生年月日・国籍・勤務先等)

  ⅸ その他,あなたが,関係有ると思う資料一切

資料収集の方法

 【御願いすること】で書いた資料を,あなたに集めて頂く必要があります。
 その際,どうやって,どこで,資料を収集したらよいか分からないときは,遠慮無くお尋ねください。

契約から

契約

 どのように解決するかや,弁護士費用などについて,あなたが納得され,弁護士に事件として委任したい場合,あなたと弁護士との間で,契約をいたします。
 契約書を2部作成し,1部はあなたが,1部は弁護士が保管します。

着手金

 契約後,あなたと弁護士とで決めた時期までに,着手金を支払っていただきます。
 着手金は,弁護士の落ち度であなたが弁護士をクビにしたり,弁護士の都合で弁護士が辞めたりした場合を除き,お返しすることはありません。

 着手金額の目安は,お金が関係せず,離婚だけが問題となっている場合,42万円~52万5000円です。
 離婚だけでなく,お金をどれだけとるか,とられるかも問題となっている場合,別途,弁護士会で定められていた計算式に則って,計算します。

事件追行

 あなたと密接に連絡をとりながら,事件の解決に向けて,1歩ずつ進んで行きます。
 何か新しいことが起こった都度,速やかにあなたに連絡し,話し合い,今後どうすべきか,細かい所まで,あなたの了解の下で,先に進んで行きます。

 連絡は,メール・電話・面談で行います。
 密接な連絡を取り合うことが,事件のよりよい解決のために必要なことですので,あなたの方も,同様に,御願いいたします。
 二人三脚で,よい解決を目指しましょう。

事件解決

事件解決

 離婚が決定し,離婚にまつわる細かな所まで解決するまで,責任をもって,やり遂げます。
 戸籍手続・養育費の取り立てなどのアフターケアも致します。

報酬金

 離婚が済み,離婚の後始末を終えた時点で,成功報酬金をいただきます。

 成功報酬金の目安は,お金が関係せず,離婚だけが問題となっている場合,着手金額と同様,42万円~52万5000円です。
 お金も問題となっている場合,別途,弁護士会で定められていた計算式に則って,計算します。着手時点で目指していた解決ができた場合(たとえば,1000万円の解決金をとることを目指していて,満額とれた場合),着手金額の2倍です。解決の成功の度合によって,増減致します。

アフターケア

  戸籍手続・養育費の取り立てなどのアフターケアを,離婚後1年間は,無料でいたします。